なのは長編小説(1)

□Burning air force(その2)
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昨日

ヤスヒロを含む、バーニング分隊の隊員達と互いの自己紹介と、能力の確認を行った後、書類による手続きを済ませている内に、夜になり 
レストランで、カイリとの夕食の後、カイリのマンションに泊まって…

思い出しながら、自分自身の体を見ると、何も身に付けていない事に気付く

少し恥ずかしく思いながら、時計を見ると、午前の四時半の表示

隊長である以上、早朝訓練のため、早くに隊に向かわなければならない
「カイリ、起きてよ、ねぇカイリ」
起こそうと、カイリの肩を揺する、そのカイリもトランクスだけの姿だった
「う〜、アリーナ、もう少し寝かせてよ」
「ダメよ、早く起きて」
「だって昨日、アリーナが何度も抱き付いたり…、したから…、僕も必死に応えようと」
「ヴっ、まぁ、でも久しぶりに会ったから、その…、私だって悪いと思ってるわよ、でも私は隊長で、カイリは教官なんだから、お互い頑張る所を頑張らないと、ね?」
鞄から、ブラとパンツを取り出し、身に付けながら言うと、カイリにも本局の制服を渡し、ボチボチと着替えを済ませる

その後

「アリーナ…」
「何?て、言うまでもないか」
カイリに近づき「頑張ろうね」と言って、キスを交わす


こうして、アリーナ・ライラックの、隊長一日目は始まった



バルルン!
ドッドッドッド
「送ってくれて、ありがとね」
アリーナがバイクから降りて、カイリに礼を言うと
「良いよ、それより頑張ってね、アリーナ隊長」
そう言って、カイリのバイクは走り去って行った

「はぁ、よし!」
気合いを入れ直し、隊舎に入ろうと歩き始めた時

「「アリーナさぁん!」」
息を切らせて、バーニング分隊の新人フォワード、ヤスヒロとミーニャの二人が、アリーナに駆け寄ってくる
「あ、おはよう、ヤスヒロ、ミーニャ」
「押忍っ!おはようございますっ!」「おはようございます」
元気に挨拶する二人に、微笑み
「じゃ、着替えたら、早朝訓練、始めようか」
二人を伴い、隊舎へと足を踏み入れる



高町なのは監修
特別訓練スペース

「雷っ神っ拳っ!でぇりゃあ!」
トレーニング服に着替えた、ヤスヒロの拳が電撃を纏い、アリーナへと繰り出す
「ほぉらっ!駄目だよ、ヤスヒロ」
それを三節棍のバーニングディターマインで受け流す 
その拍子に、ヤスヒロはバランスを崩すが、何とか持ち直した
 
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