なのは長編小説(1)

□輝ける風と燃え盛る炎は(その六)
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ラクタイン・グレンワード事件は、ひとまず解決したものの、それに関与した者たちへの裁判は、まだ行われていた 
当然、アリーナも例外ではなく、何らかの裁きがあるはずだ 
ただ、アリーナ自身の意思で行ったわけでは、ないため、アリーナには弁護人が就いている 
その人が

コン…、コン

控え目なノックの音

「はい、開いてます」
カイリの返事を聞き、その弁護人が薄暗い部屋に入ってくる
「アリーナ、準備は出来た?」
「フェイト…、いいえ、フェイト・T・ハラオウン執務官、私は準備できてます…」
アリーナは、チラ、と、カイリの顔を見て、微笑む
「じゃ、行ってくるわね」
「うん、アリーナ、行ってらっしゃい。フェイト執務官、アリーナの弁護、よろしくお願いします」
「了解したわ、カイリ捜査官」
フェイトとカイリ、互いに敬礼を交し、フェイトはアリーナを連れて部屋を出て行く




それから
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