■賑やかな入口■
□…アース編４！…
1ﾍﾟｰｼﾞ/4ﾍﾟｰｼﾞ
‘アース君♪’
『…な、何？』
‘コレ、家庭科の授業で作ったの…。食べる？’
驚くアースの目の前に、可愛らしいお菓子が差し出されていた
『…ありがとう』
‘えー、ズルイ！私のも貰ってー！’
『え！そんなに食べれないよ！それに…ほら、皆可愛いし！他に欲しがる奴いると思うな！』
沢山の女の子に囲まれ、アースは慌ててシェアに教えて貰った言葉を使った
‘嬉し〜い！ありがとうアース君♪’
『あ…あはは』
俺、凄い！周りの男子に睨まれる程モテモテだ！
普通のクラスの勉強なら難無く解けるし…
第一回普通クラス登校は大成功だなっ！
只、問題なのは…シェルには好かれないって事だな。うん
‘アース君は特別クラスにしか通って無かったんでしょ？’
『うん。でも、コレからは此所にも来る様になるよ』
‘本当!?じゃあ此からよろしくねー！’
わらわらと周りに男女が集まってくる
『えっと…此方こそ、よろしくお願いします』
アースは少し緊張したがペコッと小さく頭を下げておいた
‘やだー、アース君凄い可愛い〜。撫で撫でしてあげるー’
『(…可愛い？)』
今まで虐げられていて気付けなかったけど…俺、もてたんだなぁ
…