■賑やかな入口■
□…アース編9!…
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『おはよー!シェルっ、おはよー!』
【おやすみー】
『こらこらこらっ!まだ一時間目も始まって無いぞ!』
俺の挨拶に、真逆の挨拶で返すシェル
もちろん、俺に意地悪するために言ったんだろうけどな……
〔シェルシェル。シェアはまじで寝てるよ〕
声のした方を見ると、海香が机に突っ伏して眠りこけるシェアをつついていた
それでも起きる気配がないシェア。……熟睡だ
【えー、じゃあこの悪戯ペンを貸してあげよう】
〔猫のヒゲで良いー?〕
『えっ?い、良いのか、そんな事して!』
シェルが何を思ったか、海香にペンを渡した
海香は海香で、当たり前の様にシェアの顔に斜線を引いていく
肌に書いても安心なペンを使うのが有一の優しさと言った所だ
〔シェア、可ー愛い!ぷぷぷっ!〕
【良い感じに書けたじゃない!】
『知らないからな……』
わいわいとシェアの周りに集まる女子二人を見ながら、俺はとばっちりを喰らわない様に神へ祈りを捧げた
「……ん……、授業……始まるのか……?」
お……起きた!
…