■賑やかな入口■

□…番外編「夏」…
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{アースー!!リィダから毒舌蜜柑(ボール)を取り返してくれぇぇ!}

『良ーし!!任せろ!』

アースはシェルに熱っい砂浜に埋められていたが(暇潰し)、飛び起きると走って行った。


『うわ、冷てっ!』


バシャバシャと元気良く海に飛び込み、声をあげる。

その姿はサーファー達が良く着ている様なアレ。


[Σアースキモい!!何でスーツ着てんの!?]

『…ばつげーむ(ムッツリ)』


鱗やら変色した皮膚やらを大っぴらに出す訳にはいかないのだろう。


『誰だ!!毒舌蜜柑に地の文のナレーション頼んだのは!』

{へ?知らないよ。何の事?}

『くっ!何でも無い!』


アースは何やら悔しそうにリィダの元へと泳いでいった。


【アース、泳ぐの上手いねぇ!習ったの?】

『研究所で実験目的に』

〔はぁ?〕

『冗談だよ!本気に取るなよな!』


アースは慌てて誤魔化すとリィダから毒舌蜜柑を奪った。


『毒舌蜜柑取ったりー!!エアー、パス!』

{良し来た…ってアレ!?シェア!}

「奪いっと」


シェアは隙を見てサッと
(てか、エアー隙だらけ)
毒舌蜜柑を横からかっさらった。


「海香パス!アース達に取られんなよ!」

〔任せろ!〕

[待てぇぇぇ!!!!]


五人は、毒舌蜜柑を取り合って騒がしい。
(これぞ騒がしい休息)

シェルは其をのんびりと見ていた。

熱い砂浜で。


【あーあ、火が付いちゃって…】

『シェル、熱くないのかなぁ?』

{さ、さあ}




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