銀魂小説

□土方さんちの高杉君
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高杉の(秘)日記
これは俺が土方に内緒且つ気まぐれで書いてる日記つーか語り?だ。今日は土方の過去について少し語りたい。





俺がまだヅラ・バカ本・天パと共に攘夷を行っていたころ俺らは天使に会った。
寂れた村の外れで天人と遭遇、即惨殺したが怪我を負っちまった。その時は俺らは任務の為別々に行動していた。しかも相手は十数人。楽しかったぜ。
あ?なんの任務かって??詳しくは語れねぇが、ヅラは爆弾作りと材料調達、バカ本はヅラの爆弾の1部を売って生活費調達、俺と天パはこの周辺の天人を根こそぎ殺るためだった…あとは各々の指定されたヤツを暗殺するくらいか。

んで、怪我の痛みがちったぁマシになるために休んでた時に天使こと土方に会った。最初土方は俺を死人だと思って身ぐるみ剥がそうとしやがった。まぁ息があるとわかったら直ぐに土方がもっていた薬と包帯で治療してくれた。慣れているのかそこいらの看護師よっかずっと上手かった。


「おい、お前起きてんだろ?寝たふりすんな。」

さっきまで治療していた怪我人の頭を遠慮なく土方は蹴り上げて言った。
その時俺は土方に惚れた。土方が俺の頭を蹴り上げたおかげで俺は土方の顔を見ることができた。その時の土方は今も変わらぬ艶やかな黒髪を伸ばし1つに縛っていて、唇は子供特有のピンク、彭はふっくらしていてとても弾力がありそうで、肌はきめ細かい、瞳は大きく不安そうに揺れていて、体は酷く華奢だった。なにより怪我をしている攘夷志士を遠慮なく蹴る気の強さ…全てが好みだった。


「遠慮なくけるたぁずいぶん図太い神経してやがんな。ところで村まで運んでくれねぇか?」


「お前も図太いだろ。いいぜ、けど礼はたっぷりもらうからな。」


にやりと笑った土方の笑顔は俺の中で輝きまくっていた。こうして俺と土方は初めての共同作業として村に戻った。



土方と俺は俺らが泊まっている村の片隅にある廃虚に戻った。中にはヅラとバカ本がいて俺が怪我をしているのと土方の容姿に驚いていた。


「高杉!!あれだけ注意しろと言ったのに、貴様なんて怪我をしている!!その上村人…しかも少女をたぶらかして来るとは何事か!!!」

「アハハ、げにまこと綺麗なおなごぜよ。おんし名前は?」


この2人の言葉に土方はキレた。
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