銀魂小説

□子供な欲求
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ほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしい…
あんたの横顔
あんたの笑顔
あんたの泣き顔
あんたの寝顔

あんたのすべてを見たい。
あんたのすべてがほしい。


ほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしい………

それはひどく



***子供な欲求***



屯所に帰ってから俺は木に登った。ここならしばらくは見つからないだろ。今はとてもじゃねぇけど土方さんの姿なんて見れやしない。今見てしまえばきっと俺はないちまうだろぃ。



「風が気持ちぃ…」

風はそよそよと穏やかに吹いていてまるで俺の心をなでているかのようで、自然と心が休まる。


幾分落ちついた。
でも落ちついたら泣きたくなった。
泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて…あんたにこの気持ちを知らせたい。
あんたに涙を拭ってほしい。
あんたに俺を見てもらいたい。

俺はどうすりゃぁィィんですかぃ?俺は昔からあるこの子供な欲求を持て余してる…
 

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