銀魂
□S星の王子様
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サディスティック星─
そこは世界で最もSにまみれた星と言われる。
「つまんねェなー
何でみんなSなんでィ」
そんな星で今日も王子は暇していた。
「スンマセン総悟王子
なんせSの星ですから」
男は総悟の前にひざまづき深々と頭を下げる。
総悟はそんな男を見下しながら無表情で見つめていた。
よし,後は切腹を命じて…
「じゃあアンタ切」
総悟は言いかけた途中で不意に男の言葉に遮られた。
「って…何やらすんだてめェェェ!!」
「ちっ
催眠術解けやがった
やっと起きたか土方さん」
土方は勢いよく頭を上げて刀に手をかけた。
「催眠術か?催眠術かけたのか!!
小せェ声で言ったの聞こえたぞオイ!!」
「夢でも見てたんじゃないですかィ」
「ちげェよ!!
今てめーから聞こえたんだよ!!」
土方は刀を抜き総悟へ向ける。
しかしそんな二人に突如近藤の拳骨が落ちた。