銀魂
□びたぁすうぃーと★
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「キャッホォォウ」
神楽は口のまわりにチョコをつけ,服がはち切れそうな程腹を膨らまし,いかにも『チョコ食べました!』感を漂わしながら台所に立っていた。
「う〜んなかなか上手くできないアル
チョコ足りなくなってきたかも」
と言いながらも味見を止めない。
神楽は今何をしているのかというと,バレンタインデーに銀八先生へあげるためのチョコを作っていた。
『チョコくれたら内申点アップだー』
だそうだ。
「チョコなんてただ溶かして固めれば出来ると思ってたネ
まァいっかーこれで」
バレンタイン当日─
銀八の周りには神楽同様,内申点アップを狙った生徒で溢れていた。
銀八はニヤけた顔で次々と生徒達のチョコを受け取っていく。
「先生ェェェー!」
神楽はそんな人だかりを押し退けて銀八の正面にチョコを差し出した。
「点数アップ決定ネ」
「おー神楽
チョコに見せかけた泥じゃねーだろーなァ」
「なんだとコノヤロォ
食ってビックリだぞコラァ
ほっぺとろけるぞコラァ」
銀八は神楽からチョコを受けとると包み紙を雑に破いて蓋を開ける。
だが中を見て瞬時に唖然とした。
「…え゛これ何」
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