銀魂
□微温
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「神楽ァァァ!!」
ズガガガガッ
でかい銃声と共に,無数の鉛玉が神楽の小さな身体を貫いた。
「大丈夫か神楽!?」
「銀ちゃ…こんなの…
私へっちゃらネ……」
神楽の赤いチャイナ服が見る見る黒く染まって行く──
どう見てもへっちゃらには見えない。
それでも神楽は俺に無事を証明しようと,傷ついた身体で無理に体勢を立て直し,自身を撃った奴の元へ駆け寄って飛び蹴りした。
神楽の威力に奴は一発で倒れ込む。
そして神楽もその場に倒れ込んだ。
「オイ!神楽!!」
俺は即座に神楽の元へ駆け寄り,抱き上げる。
だが抱き上げた瞬間異変に気付いた。
こいつ
息してない
「神楽ァァァァ!!」
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