nine01

□起伏
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失礼しますと一礼して、ボクは職員室を後にした。

渡された紙には『在校生証明書』の文字。

ボクはそれを見詰めながら「はあ…。」と小さくため息を吐いた。



今更だがシルバーとソニック。

あの二人がこの学校に通うだなんて、あっさり承諾してしまった事に。

些か後悔の念を抱いていた。

それというのも転校の手続きやら書類制作やらが大変で、ボク一人で全てこなすというのは…。



なかなかに重労働である。



その代わり同居する人間が居るという証明になるので。

以前のような教育委員会の人間が尋ねてくるという事はなくなるらしい。
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