ポケモンNovel

□どうしようもない
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「待たせたね」
「おっ!!サンキュ!!
暑くてのどカラカラだったんだ!!」
「何飲みたいか分からなかったから適当に買ってきたよ、ほら」
「あぁ!!ありがt………」

「どうした?可愛い顔が引きつってるぞ」
「なぁシゲル…何でまたカルピスなんだ?
確かこの前もオレにくれたよな?」
「…何だ?サトシはカルピス嫌いなのか?」
「いや、好きだけどさ…ちょっと気になる事があってさ」
「何だい?」
「あのさ、この前コレ買ってくれた時にさ…お前やけにオレの顔じっと見てなかったか??
あの時凄く飲みにくかったんだぜ!?」
「気のせいだろ?僕は顔なんて見つめてないさ」
「そうか??それなら別にいいんだけど…」
「むしろ口元を見つめていたけどね」
「なっ!!やっぱり見てたんじゃないか!!意味もないのに見つめるなよ!飲みにくいだろ!?」
「失敬だな!!この僕が意味もなくキミを見つめたりするはずないろ!?」
「は!?じゃあ一体何の為に…」
「聞きたいのかい?(ニヤリ)」
「(ゾクッ)いっ、いや…やっぱりいいや。あ、あははは…」
「サ〜トシくん…笑えてないよ?そんなに遠慮しなくてもいいのに」
「遠慮!?してないしてない!!ぜんっぜんしてない!!」
「ゆっくりじっくり教えてあげるよvvでもここだと人が多いから場所を変えようか?」
「教えなくていいってば!!ってかココじゃ話せない内容なのかよ!?
しかも何処に連れて行く気だよ!!(いつの間にか肩に手ぇ回してるし!!)」

「なっ!!サトシ…ここで話してもいいのかい!?今日はやけに積極的なんだな!?
今日はいつもと違ってジッパーを開いているし…そんなに僕と一緒に内緒な話がしたかったのかい!?」
「はぁ!?何訳分からない事言ってるんだよ!!ってかジッパーは関係ないだろ!?暑かったから開いただけだぜ!?」

「そうやって言い訳するキミも可愛いよ」
「そうやって勘違いして暴走するお前は最悪だよ」

「はははvvじゃあ早速語ろうか?
キミへの愛の大きさをね!!」
「はぁ…、はいはい」
(カルピスとは何の関係もないし…やっぱりコイツはどうしようもない)







(でも…、結局こんなヤツの話を素直に嬉しく聞いてしまった自分が一番どうしようもない)


         ★★★END★★★
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