書き物

□非番はまだ。
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あいかわらずな日。







暖かい昼休み



「…昼休みか。間に合わない」
上司はやっと書類に手を付け始めた
呆れる

大きな窓から眩しい中庭を見ると、心優しい部下が自分の愛犬に餌付けをしている。

目の前では相変わらずの煙。吸い終わるまで食堂には行かないみたい。






私は静かに席を立った
軍部支給の珈琲を手早く入れ始める
「(今日も無理ね…)」









貴方と二人きりになるのは。

「…どうぞ、大佐」

「ああ、」

彼は書類に目を向けたまま頭をあげない。



───昨日あんな事があったのよ。
それからブラックハヤテ号がね…?
その前だって…



「‥‥‥」

貴方に話したい事が沢山あるの。
こんな暖かい日でも本当は貴方の体温を感じたい。
その猫のような黒髪にだって触れていたいのよ。


でも今は無理。
「ハボック少尉も良かったらどうぞ。」


そのまま私は執務室を出た。



誰も知らない

なんて不便なんだろう






私は明日非番。
貴方の非番はまだ。
 

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