パラレル

□標的218 到着
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標的218『到着』に子供達(双子)を投入したら…
※双子は6歳です


チェルベッロがツナに銃をかまえカウントを始める。
「やれ、沢田!!どーせそういつらは大空のリングを奪った後、オレ達を全滅させる気だぞ!!」
「でも…」
ラル・ミルチの言葉にツナが力なく答えると、カウントは1になった。
するとその瞬間、銃声が1つ響き渡った。
「入…江…さ…ま…?」
銃をツナに向けていたチェルベッロ2人が倒れた。
「悪く思わないでくれ。少し眠ってもらうだけだ…」
「「えっ?」」
正一の後ろから幼い少年の声が2つ響いた。
声の主は正一の双子の息子、優と雅で、それぞれの手には白煙をあげる銃があった。
「お母さん」
「今、俺達が撃ったのは…」
「「実弾だけど?」」
「………はっ?」
我が子達の言葉に、驚いたように正一は足元のチェルベッロを見る。
チェルベッロが着ているホワイトスペルの制服には赤いシミがあり、それは床にも広がっていた。
「なっ!すー君、みー君!僕は麻酔弾を入れた銃を渡したハズだよ!?」
「「武器庫で実弾に入れ替えたー」」
「そんなことをする6歳児は世界のどこを探してもいないってば!」
正一は倒れるように座り込んだ。
「「ここにいるじゃん。目の前に」」
2人は楽しそうに笑った。

fin.

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