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□拍手ログ agosto
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夏といえば? その2 花火

空に広がる火の花ー花火。
4人の目の前に大きな花火が打ちあがっていた。
「キレイですね」
「並盛町の花火大会も派手ですね」
千冬と凛音は笑みを浮かべながら、夜空に浮かぶ花火を見ていた。
その隣では、音がうるさいと喚いていた翠の耳を塞ぐ悠弥の姿があった。
「うるせぇ…」
「ははっ……こればかりは仕方ないよ」
悠弥は苦笑しながら翠の耳を塞いでいる自分の耳をそっとずらした。
「後で線香花火やろうね」
翠の耳元で悠弥がそっと囁くと、翠は顔を赤くしながら小さく頷いた。
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