パラレル

□アニメ標的164「ボンゴレ匣、修行開始」
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微笑んだシャルはベスターの白い毛を軽く撫でてから立ち上がった。
平然としているシャルとは対照的に部屋はザンザスのヴァリアー内暴力の被害者が悲鳴を上げていた。
シャルはゆっくりとザンザスに近寄る。
「ザンザスさま、ザンザスさま」
明るい声を上げながらシャルはザンザスの服を掴もうと手を伸ばす。
ザンザスはシャルの姿を認めると軽々と抱き上げ、膝にシャルを乗せた。
シャルはザンザスの頬に小さな手を伸ばすとペシッと小さな音をたてて両の手でザンザスの頬を叩いた。
「ザンザスさま、部下のひとにいたいいたいしちゃ、めっなの」
シャルがむぅと頬を膨らませるとザンザスは笑みを浮かべながらシャルの頬を軽く摘まんだ。
「お前は本当に可愛いな」
小さく囁かれたザンザスの言葉にシャルはニッコリと微笑んだ。
「ザンザスさま、シャルのいったことわかりましたか?」
幼子の言葉にザンザスはチッと舌打ちをした。
「・・・・・わかったよ・・・」
「ならいいです」
シャルはそう言うとザンザスの頬にちゅとキスをした。
ザンザスはシャルの髪を撫でると額にキスを返した。
「ザンザスさま、あそぼ?」
シャルが小首を傾げるとザンザスは頷き、シャルを抱いたまま遊び道具の置いてあるシャルの部屋に移動した。
シャルがベスターの名を呼ぶとベスターも主の後に続いて部屋を出た。
残された平隊員は助かったとばかりにため息をついた。

fin.

一瞬ザンシャルに見えました
だとしたらザン様は犯罪しry
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