過去拍手文

□土方先生とミツバナース
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―土方センセとミツバナース―









「…ということだ。お大事に」

「フフッ、お大事に」

―…ニコリ


「ありがとうございましたー」

患者はお礼を言うと、診察室を後にした。




「ミツバ、このカルテ返しといてくれ」

「はい、分かりました」



ここは土方医院。
そして診察室にはここの医師土方と、看護師ミツバ。



「じゃあ、次の方をお呼びしますね」



―ガチャ


「どーもー」

そう言って入って来たのは、万事屋で働く銀時だった。


「なんだ…テメェかよ」

「ちょ、患者に対してどんな態度ォォ!!?」

「どうせ腐ったモンでも食ったんだろ」

「ちょっ、いくら銀さんでもそんなことしないから!」

「フフッ…土方先生ったら、そんなこと言ったら銀さんに失礼ですよ」


「おっ、ミツバさ〜ん!今日も色っぽいねェ〜」

「フフッ、銀さんったら」



……ブチッ



「オィ、テメェ………さっさと帰れェェェェ!!!!」




バキィィィィ―…




「ヘッ…オメェもナース好きなんじゃねェか…ププッ」







「は?何言ってやがんだテメェ!」



「まぁ、可愛いナースも見れたし帰るかね〜」

銀時はボソリと呟いて診察室を後にした。


アレ?診察……ま、いっか。



「畜生ォ…アイツ何しに来たんだ!?」



「何でしょうか…?」


「あ、では次の方をお呼びしますね。どうぞー」







――ガチャ



診察室のドアを開けて入って来たのは……






「よォ、土方ァ。ヤブ医者がヨロシクやってんなァ…ククッ」



「何がヨロシクだァァァァ!!しかも俺は免許持ってるぞ!!」


「まぁまぁ、土方先生!高杉さん、今日は如何しましたか?」


「あァ…ちょっとバカ(万斉)の駆除してたら骨折ってなァ」


先ほど撮ったX線画像を見ながら、土方は応える。

「オメェもよくやるな……まぁ、指の骨折みてぇだから2週間ぐらい固定したら大丈夫だろ。ミツバ、固定具と包帯付けてやってくれ」


と、ミツバに指示した。



「はい、分かりました。高杉さん、ちょっとお手を失礼しますね」

そう言って包帯を巻き始めるミツバ。
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