雑念。

このページは管理人が思いついたしょうもない小ネタや呟きの産物置き場です。


小ネタはうまくいったら小説のネタにしたいですv
◆ゴリ先生(番外編) 



「チャイナ、お前ェ嫁の貰い手なさそうだから、俺が貰ってやらァ」


「う、うるさいネ////お前なんか願い下げヨ!!」


「なんだと!?」

「お前こそ何ヨ!?」


ギャー

ギャー



ここは銀魂幼稚園のゴリラ組。
相変わらず騒がしい教室は、ケンカップルが幼稚園児にして殴りあっていた。



「コラ!!二人ともやめなさい!!」


担任のゴリ先生こと近藤が眉を吊り上げ、不機嫌そうな二人を宥める。

「だって〜」


「はいはい、この話はもう終わり。またケンカしたら、ミツバ殿が悲しむぞ」


ミツバと聞いてはシスコン総悟君はすぐに大人しくなります。
神楽にそれは微塵も効きませんが。



「仲がいいのはいいことじゃねぇか♪いいな〜俺も結婚して〜」

「先生はいつも振られてるからな」


グサリと心臓に突き刺さる言葉を発する十四郎君。
ゴリ先生涙目です。


「十四郎君ひどい…!先生、私が結婚してあげるよ?」

落ち込むゴリ先生に救いの手を伸ばしたのは総悟君の姉のミツバちゃん。
しかし、ゴリ先生は彼女を狙う園児達から集中放火を浴びることになるのです。


「なっ、ズリーぞ先生!ミツバは俺とけっ、けっ結こ「ミツバさんは僕と結婚するんですよ、先生?」なっ!!?」

いきなり一触即発の空気を醸し出したのはミツバちゃんの幼なじみの十四郎君とミツバちゃんに一目惚れした鴨太郎君。
二人からはバチバチと火花が散り、関係のない子供たちは近づこうともしません。

「姉上は俺と結婚するんでさァ。それに先生にはお妙先生がいるでさァ」

総悟君はキッと二人を睨み付け、大好きなお姉ちゃんに抱きつきます。


お姉ちゃんはありがとう、と弟の頭を優しく撫でます。




「そうだなぁ、お妙先生がOKしてくれればいつでも……よし!こうしちゃおれん!お妙先生にプロポーズだァァァ!!!」



仕事を忘れ飛び出すゴリ先生を呆気にとられながら見送る園児たち。結果は見えている…



そして、数分後…








「グス……またフラれた…orz」


いつものパターンである。

「先生、私がお嫁さんになってあげる!」

「ありがとう、ミツバ殿は優しいな〜!けど、後ろの3人が怖いから遠慮しとくよ;」



今日もミツバちゃんの後ろには小さき騎士が守っているのでした。


頑張れゴリ先生!

2009/05/17(Sun) 22:42

[コメント書込]

[戻る]
[TOPへ]
[カスタマイズ]



©フォレストページ