「季節の香」

叶わない夢 冷たすぎたこの空
探すことなら もうやめたはずなのに
傷ついたこと認めれば本当は 
君のことすべて忘れてしまう気がした

居なくなりそうな不安を感じた
あの日と同じ暖かな風

色彩のない花の色
君が消えた季節の香
相変わらず今年もまた
最上階から地面見つめる

本当に大切だったのは
君への想いじゃなくて 
裏切られた悲しみという
人生の結末だった

華やかな街 住み慣れたこの景色
困ることない幸せに見える世界で
たった一つなくしたものが
私の「全部」 壊してしまった

涙の中に溶けて消えた
君が奏でた嘘だらけのメロディー

色彩のない花の色
君が消えた季節は巡り
相変わらず今年もまた
会えないはずの 君を待ってる

本当に必要だったのは
君がくれる幸せじゃなくて
傷つきすぎた自分を誇る 
希望どおりの運命だった

冬が温か過ぎて 春には凍りついていた
痛みに慣れてなかった 壊れた心と

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