文章
□忘れたい想い
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この想いを貴方に伝えようなんて思っていない
貴方達の関係を壊そうだなんて思っていない
ただ俺は
貴方を見ているだけで
幸せだったんです
―忘れたい想い
いつものように
真面目に授業を受け
いつものように
一人で部室へと向かう
別に誰かとつるむわけでもない俺はいつも一人だ
だが
部活に出れば
貴方に会える
それだけが楽しみで
俺は学校に来ているといっても過言ではない
この気持ちが
恋だと気付くのには
相当時間が掛かったが
気付いたからと言って
告白しよう、だなんて気は無い
むしろこの感情を消したいくらいだ
…貴方には恋人がいるから
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