文章

□忘れたい想い
1ページ/7ページ



この想いを貴方に伝えようなんて思っていない

貴方達の関係を壊そうだなんて思っていない

ただ俺は


貴方を見ているだけで

幸せだったんです



―忘れたい想い





いつものように
真面目に授業を受け

いつものように
一人で部室へと向かう


別に誰かとつるむわけでもない俺はいつも一人だ





だが

部活に出れば

貴方に会える


それだけが楽しみで
俺は学校に来ているといっても過言ではない




この気持ちが
恋だと気付くのには
相当時間が掛かったが


気付いたからと言って
告白しよう、だなんて気は無い

むしろこの感情を消したいくらいだ







…貴方には恋人がいるから








.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ