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□貴方しか欲しくない
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宍戸さん

俺は

貴方にしか興味ありませんからね?



―貴方しか欲しくない





久々に宍戸さんの家に行った

なぜ今宍戸さんの家にいるかというと



―今日は家族皆出かけててよ
俺一人だからさ…長太郎来てくんねーか?



と誘われたからだ


可愛いなあ

一人じゃ寂しかったんだ


でもね

俺はさ…


宍「…おい長太郎!!」


鳳「…あッ…すみません!なんですか?」


急に名前を呼ばれた

ビクッとして振り向いた

そこには愛しい貴方の姿


…俺は 貴方の全てが

愛しい


宍「別になんでもねぇけどよー…長太郎がボーッとしてたからさ」

鳳「すみません…考え事をしていて…」

宍「あ?なんか悩みでもあんのか?」


気にかけてくれるなんて
優しいな…


鳳「悩み事なんてないですよ〜!!…心配してくれてありがとうございます。」

俺は少し唇の端を上げて笑った

宍「あ…あぁ」



照れ屋な貴方は
目線を逸らすと帽子を取って
頭を掻いた


そんな行為も
愛しい






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