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□キャンディの誘惑
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−キャンディの誘惑
「なあ観月、俺さ…すっげーお前のこと好きなんだけど…」
「…はいはい。ありがとうございます。もう聞き飽きました。」
真面目な顔つきで毎度のように観月に熱い告白をする赤澤。
それを、書類に目を通しながらあっさりとかわす観月。
付き合い始めて1ヶ月
しかし観月の方は既にお疲れ気味。
「やばいんだ…毎日、どんどん好きになる。お前が可愛くて仕方ない。」
「あー…もう…分かりましたから少し静かにして下さい…忙しいんです」
テーブルに肘をつき、髪をいじる
こちらの方は一切向かない。
赤澤は身振り手振りをつけ必死にアピールするものの、
なかなか観月には届かない。
そんな観月に対し、赤澤は行動に出た。
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