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□その口付けは甘く
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「ねー、せーんぱーい」


「はあっ…な、んや…」


「手、汚れちゃったんっすけど?」




「………」



「綺麗にしてくれますー?」



笑顔で手を差し出す


「………」


謙也さんは一回キッ、とこちらを睨みつけ

差し出した手をペロペロと舐めはじめた



「もっとしっかりお願いしますよ?」




また笑顔で。



なんでこの人は俺の言う事やる事に対して反論したりしないのだろう


普通、嫌いになるはずなのに。



…嫌われるのは


怖いのだけれども


「ん、ん…っ」



瞳を潤ませながら
俺の手、指を舐める

…いやらしい顔。


「はい、もうええっすよ。…あれ?微妙に勃ってません?」


「ちゃ、ちゃう…っ!」


指舐めてるだけで勃つなんて。


かーわいい。




流石スピードスターだけに


こっちも速いんですかね?


なんて。



「説得力ないっすわ。ほんま…謙也さんかわええ。」



「っあ…っ!!」



今度は口に含む。



にっが。



でも


謙也さんのだから美味しい。




「光…っあ…!、やめ、ろ…て!」




涙目で顔真っ赤にして…




何?


誘ってるとしか思えない



「っ、やめっ…、あ、あっ…はな、せ!」





そろそろかな?



ラストスパート。




下から上まで

窪みもきっちり舐め



先端部分を思いっきり吸う





「あ…っ!!!!」






ビュッ、ビュッ

と溢れ出す液体



もったいないから口で全て受け止め




「…、あ…っ…はあ…っ…」




「………ん。」



飲み込む。




「っ光…!何飲んでんねん!そんな…!」


「…うまいっすわ。」



「な…!」



「つか俺の方ももう限界なんっすけど」



顎を掴む



「いいっすよね?」




そして微笑む




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