素晴らしい世界
□prologue
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草薙結衣と共に、箱庭へ連れて来られてから、どれくらい経ったのだろうか…ゼウスの気まぐれで季節をいじられて感覚が麻痺しているような錯覚もあるが、そんな中で色々な神和の神たちと出逢った…
「…葵…」
「…あ、…ハデス…さん…」
「…もう…時間らしい…」
「…そう…ですか…」
「………」
冥界の王であるハデスが、葵のそばに近付いてきた…月明かりが輝く夜空には、満天の星が輝いている…
「…星…キレイですね…」
「…そうだな…」
「…あの時、貴方と見た星を…思い出します…」
「………」
「…お別れ…なんですね…」
葵がハデスを見つめる…ハデスは葵にスッと手を差し出す…