夢
□願い事叶いますように!
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「ちょ、見て見て見て見て準太!!!!」
「何何、」
腕を引っ張られて彼女の指差す先を見るとその先にはいろんな色の紙がついた笹があった。
「七夕だって!!準太!!」
「あー、うん」
そう言えば今日は7月7日、七夕だ。
て言うかここ高校なのにそんなことやんのかよ。
「高校でもこんなことやるんだねぇ」
ばぁっと満面の笑みを向けるものだからどきんと心臓が跳ねてかわいいな!こいつ!!
「準太何お願いする?」
いつの間にか俺の腕から離れて短冊とペンを持っていて、何やら書き始めた。
何書いてんの、と覗いてみれば何やらとっても可愛いことを書いていて、しかも
「来年も準太と一緒にいられますように!」
なんて可愛いことまで言い出すからここが廊下ってことを忘れて思わず抱きしめた。
願い事叶いますように!
(来年も、そのまた来年も)(ずっとずっと一緒にいられますように!!)
準太無理だと思った\(^q^)/
これにこりてやめます、準太
七夕って高校でもやるとは思わなかった