夢の墓場







理想の墓場にようこそ。きっと寝心地が良い墓穴があるだろう。

どこかの愚か者は毎日寝床を変えている。
◆堕ちた星の怪盗 

あるところにそれはそれは傲慢な男がいました。
男はその傲慢さに似合う程の力を持っていました。
男を危険視した者たちは、男の身体をバラバラにし、精神を地の獄にある氷の棺に封印し、バラバラにした身体を人間たちに力を持った遺産として与えました。
人間たちは神様から貰った遺産を使い、より発展した豊かな国を作っていきました。
そんなある日、男の仲間たちが、空っぽの人間を抱えて、封印されていた男を叩き起こしました。
起こされた男は外の世界の現状を聞いて激怒しました。

「それは俺の身体だ、返せ!」

その日から、世界中に泥棒が現れるようになりました。

2014/12/20(Sat) 17:31

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