俺を照らしてくれる光
□5話
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あれから一週間。
無事に退院した俺は、今日から岳人と一緒に青学へ通うんだ。
心香「大丈夫です。
国光が全校集会で亮の話をしてましたし、みんな亮を信じてますから!」
リョーマ「それに、今日は三年の学年集会でしょ?
そこで亮兄と岳人兄ちゃんの事紹介するって言ってたし。」
亮「お、おう………」
心香「それに、亮は秀と同じクラスだから、安心してくださいね?
ちなみに岳人は私や国光と同じクラスです。」
岳人「おう。」
亮「っ、」
学校が近付くにつれ、俺の身体は震え、吐き気がした。
氷帝とは違うって判ってんのに、『学校』っていう言葉や建物自体に拒否反応起こしちまってんのか………
そう思った時、心香が俺の手をぎゅっと握ってくれた。
亮「心香…?」
心香「大丈夫です。
ここには亮を傷付ける人なんていません…
そんな人がいる所に亮を通わせる訳が無いし、万が一亮を傷付ける人がいたら、私達がやっつけますから。」
亮「………サンキューな、心香。」
こうして職員室に行って先生に会った後、体育館へと向かった。