俺を照らしてくれる光

□3話
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心香「亮!!」

岳人「てめぇら何してやがんだ!!」


岳人が俺の身体を押さえつけてる奴らやそれをニヤニヤしながら見ている跡部達と立海に向かって叫んだ。


「てめぇにゃ関係ねぇだろ!!」


俺の身体を押さえつけてる奴がそう怒鳴ると、憂夜さんが静かに切れたのが分かった。


憂夜「てめぇら…………
いい加減に亮を離せ!!」


憂夜さんが近くにあった壁を殴りながらそう言い放つと、辺りが静まり返った。

……まぁ、殴った壁が陥没してたら、そうなるな(苦笑。


心暖「りょーおにーちゃ、」

拓海「にーたん……っ、」


心暖と拓海が泣きながら駆け寄って来ると、俺の近くにいる男子生徒が2人を殴ろうとしたので、ボロボロの身体に鞭打って、男達を振り切って立ち上がり、2人を抱き締めた。


亮「こっち…来ちゃ……ダメ、だろ……?
危ないぞ………」


力を振り絞って2人を抱き上げ、憂夜さん達の所へヨロヨロと向かった。


陽梨「「亮兄、大丈夫!?」」

亮「あ、あ………
でも、腕限界で…………
2人、頼む……」

愁翔「分かった。
心暖、拓海、亮兄が辛そうだから、こっちおいで?」

ジャッカル「愁翔。
拓海は俺が抱っこするから、愁翔は心暖を頼む。」

幸村「ジャッカル…?
君は明菜ちゃんを信じないのかい?」

ジャッカル「ああ。
宍戸…いや、亮がそんな香水臭い奴に告白するような馬鹿な事をするはずねぇからな。」

雅治「さっすがカル!
やっぱ人を見る目だけはすげーな!」

ジャッカル「だけって何だよ。」

リョーマ「亮兄、大丈夫?
立てる?」

亮「…や、無理っぽい……」

リョーマ「まさ兄、」

雅治「おうよ。
姉貴、いける?」

彩乃「勿論よ。
亮ちゃん、校門にマネージャーの車があるから、そこまで頑張れる?
すぐに病院に運ぶわ。」

ジャッカル「だったら、俺んとこ運んで。
この辺はソイツの息が掛かってるだろうしな……
親父にも連絡済みだから。」

彩乃「分かったわ。
ありがとう、カルくん!」

岳人「あや姉。
愁翔や美海、陽輝、梨絵はともかく、心愛達は連れて行ったほうがいいよ。」

彩乃「そうね…
ここちゃん、ひなちゃん、ひーくん、たーくん、いらっしゃい?」


寄ってきた心愛達と校門に向かおうと移動を始めると、忍足達が大声をあげた。


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