株式会社境界商事
□第3章
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「咲夜、どうかしら?久々の故郷は?」
「仕事とは言え懐かしいですわ」
「レミィ、咲夜もうすぐ飛行機の時間よ」
「わかりました。行きましょう、お嬢様」
「えぇ、日本へ」
「君が、不死身の男?」
いきなり、話しかけられて焦る一穂に話しかけた男は、笑いながらすまないと言った
「この度の護衛の任務で一緒に行動させてもらう十六夜咲魔だ」
握手を握り返しながら一穂は、自分の名を名乗った
「ところで、その…不死身の男って?」
「知らないのか、前回の任務で深手を負いつつも生き延びた君へのSPたちからの称号だよ。名誉だと思っていい」
はあ、とやる気のない返事
身に覚えのない称号に一穂は首をかしげた
「あっと、俺は、魂魄白月って言います。」
さらに、西行寺財閥からの出張の白月も加わり
「では、スカーレットのお嬢様方のお迎えに上がりますか」