Lieblich
□働くことと仲間、やで!
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ピリリリリリリ・・・。
私の部屋にそんな電子音が響きます。
とりあえずそれを止めて・・・
「さて、動きますかね。」
伸びをして準備完了。
まずは今日の予定を頭の中で組み立てて生きます。
起きたので・・・まずは朝食を作って、食べてからはバイトのシフトを聞くために先輩の家を訪れる。そこからバイトと・・・。
よし。
「今日も一日、頑張るとしましょうかね。」
この“アオゾラ”の主食はご飯。なので、当然朝もご飯です。
「出来ましたっ!」
ご飯、豆腐とわかめのお味噌汁、焼き鮭。あ、あとお漬物。
これだけあれば十分でしょう。
「お、おはようございます〜・・・。」
「おはようございます、梢くん。まだ眠いですか?」
「は、はい・・・。少し・・・。」
「まずは顔を洗ってきてください。それから、ご飯を食べましょう。」
それだけ聞くと首を縦に振って洗面所の方へと歩いていきました。
土曜日なのにこの時間に起きるのも、家事がしたいからなんでしょうね。
第4話
「働くことと仲間、やで!」