妖怪MIX小説!
□勧誘と筆記
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「何?ノートを?」
「ああ、見せて欲しいのだが・・・。」
生徒会長の江戸橋が美術部の御崎にノートを見せてもらおうとしている。
今日も美術部は平和だ。
「いやいやいやいや!ちょっと待って!突っ込みどころ満載すぎるでしょ!」
「真一・・・。何処に言ってるの?」
「え?ど、何処なんだろう・・・。うわ、変な電波ひらっちゃった!」
「あの無礼な後輩たちは無視して・・・。珍しいわね、あんたがノートを見せて欲しいなんて。新井にでも頼めばいいでしょうに。」
「いや、別に授業内容のことを言っているわけじゃない。ただお前の書く字を見たいだけだ。」
「は?」
「1年生たちも、ノートを見せてくれるか?」
「ええ、構いませんが・・・。」
「なんで?照平。」
その疑問を持つのは当然のこと。
別に見せる分には何の問題もないのだが、その理由ぐらいは知っておきたい。
「字が綺麗な者が欲しくてな。何かと顔を出すここから顔を出そうと思っただけだが?」
「ふーん。その代わり、高いわよ?」
「・・・今度飯を奢る。」
「じゃあほい。私のノートね。」
「これ僕のです。現国でよかったですか?」
「私も。数学、現国、後は・・・「いや、そんなにはいらないが・・・。国語で頼む。」うん。」
そういって、全員がノートを開いた。
第5話
「勧誘と筆記」