短編

□願いは叶うのを待つんじゃない自分で叶えるモンなんだよコノヤロー
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「星…綺麗じゃな」

「あぁ…。雲が回りにない時に星を見るのは久し振りだな…。」

「俺が星に例えると、一番星な♪」

「意味分かんねぇ…」



だって、こん中で一番光ってんじゃん俺、と銀時が言うと3人は言っとけ、と思うばかりだった。
銀時は、そのまま話を進め高杉達は黙って聞く。



「で、俺のすぐ隣にいるのが晋ちゃんでー左にいんのがヅラな。坂本はー、俺の上にある星。」

「クク…よく分かんねぇが悪かねぇな」

「同感だ…だが何故高杉の隣が俺じゃないんだ」

「馬っ鹿、晋ちゃんは俺の側にずっといる存在なの!!晋ちゃんの隣は俺って決まってんだよ!」

「諦めい、ヅラ。
おんしじゃ、金時にかなわん。」



坂本は、大声で笑い桂の頭を撫でた。
桂は、我慢していたがついには頭に血が登り坂本にアッパーカットを食らわした。
見事に命中したモジャはその場にノックダウン。




「では早速…紙に書こうではないか」

「よっしゃ!!俺書くこともう決めてる」

「糖分の事だろ」

「残念、そう書きたいけど違ぇよ」

「え…」




銀時はニタリと笑い高杉の耳元まで近付き、低い声で囁いた。




「ずっと高杉と居れますようにってよ」

「…ばっ!?」




顔を赤く染め、銀時から勢い良く放れる高杉を銀時が笑った。
桂と坂本は、二人のやり取りわクスクス笑いペンを動かす。



「死ね、糞ヅラ」

「何故俺だけ!?」



ぎゃあぎゃあ騒いで時間も過ぎ、廃寺に帰った4人だが次は、宴をしていた。
久し振りに上手い酒を手にいれたのだった。



「あれ…晋ちゃん何処いったんだ?」

「知らんきー」



襖を開け庭を見ると高杉がその場に立ちゴソゴソ何かしていた。
銀時は、バレないように高杉の側に行った。



「たっかすーぎくーん??何してんの?」

「……おわ!!?」



いきなり側から声がし高杉は肩をビクッと揺らした。
反応が凄かった為、銀時は腹を抑えて笑った。



「笹の前で何してんの?
まぁさか、願い事書いて笹にかけたのぉ?」

「う…うるせぇよ。んな事ねぇよ、何で俺が…」

「あぁぁるぇぇぇぇ??
3枚のはずが4枚になってるのは何でかなぁ?」

「うっ!!」




ダラダラと汗を流し目を泳がす高杉。
耳まで真っ赤にし俯く高杉の姿を銀時は可愛いなぁと思いながらクスリと笑う。




「まぢ可愛い」

「可愛くない!!つか、放れろ!!」

「今、充電中だから駄目ー」

「何が充電中だ阿呆!!
暑苦しい、退け馬鹿銀!!!」




高杉のあまりの可愛さに銀時は小さな彼を抱き締め、黒髪に紫がかかった髪に口付けをした。良い匂いだなー、と顔を埋める銀時に高杉は抵抗するのを諦め、やられるがまま。




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