短編

□愛に溺れる
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「うおあぁぁあぁあぁあ!!!!!」



はい!!どうも!!
銀魂主人公の坂田銀時でーす!!
銀さん今、やばい状況なのです!!!!
何がやばいかって?!鬼兵隊全員に追われてる訳!!!何故追われているのか全く分からないんですけどッ!!




「坂田銀時、覚悟するっス!!」

「白夜叉、成敗致すでござるよ!!!」

「いやいや、僕は高杉くんに会いに来ただけで君達には用はないですけどッ!!」




銀時は前に、高杉から鬼兵隊の住家を教えて貰い会う約束した今日初めて入り込んだらコレだ。頭に疑問符を浮かばせ銀時は一生懸命逃げる。角を曲がっても違う仲間に遭遇して大変だ。ついには、壁にまで迫られ逃げ場を無くした。目の前にいる金髪の女性、来島また子。グラサンでござる口調の河上万斉が不気味な笑みを見せ立ち止まった。勿論、その二人の後ろにいる仲間もだ。




「ままま、待ってちょーだい!!銀さん、君達の総督様に会いに来ただけですから!!銀さん傷つけちゃったら高杉怒っちゃうよ」

「心配ないっす。アンタが会いたい晋助様から許可貰ってるんで」

「え゙…??」

「晋助が、銀髪の男が来たら八つ裂きにしろ、っと命令されたでござる」

「え゙ぇぇぇぇ!!!?」




銀時は、万斉達が迫ってくるピンチの中違う廊下に続く抜け道を見つけ、木刀を持ち飛び上がりまた子と万斉を抜かし他の仲間を木刀で倒しながら抜け道を突っ走った。




なぁんか良く分かんないけど…こりゃあ、高杉本人に会わねぇと分かりそうにねぇや。
さぁてと…高杉の部屋は何処かなぁ??その前に、俺無事に逃げ切れる訳??まぁ、俺なら大丈夫だよ!!どんな苦難だって乗り越えて来たじゃないか!!楽勝楽勝ワッハッハッハッww
………じゃねぇよ!!普通に!!!早ぇとこ見つけねぇと俺が死ぬ!!






†愛に溺れる†






「……」




追えぇ、逃がすなぁ!!と言う声が聞こえたり、銀さんを甘く見るんじゃありませんんん!!と言ったあと凄い音がし部屋まで響いた。




「…来やがったな、あの馬鹿。わざわざ死ににくるたぁ良い度胸だ。俺が刻み殺してやる」




するとバキッという何かが折れる音がし右手に目を向けると右手に持っていた煙管がへし折れていた。高杉は小さく、あっと呟き煙管を机の上に置いた。




「…やっちまった。これじゃ吸うに吸えねぇ」




はぁ、と溜め息をつき高杉は窓側へと足を進め景色を見る。下を見ると銀時が走って逃げているのを見かけた。




「……銀時の馬鹿」




一昨日、高杉は気まぐれで散歩していると店から銀時が出て来た。話し掛けようと高杉は近付こうと足を一歩踏み出した。が銀時には近付けなかった。




『銀と…』

『銀さあん、またおいでやす〜』

『あぁ…じゃあね』

『……。』




女…。
銀時は、あそこで何してたんだ??




高杉は、銀時が角を曲がるのを見届けると銀時が出て来た場所まで行ってみると衝撃なショックを受けてしまったのだった。




……遊、郭。
こんな所に…あいつが??やっぱり、俺より女が良いよな。いや、これが普通だ。普通なんだ。女は男を好み、男も女を好む。基本だろ。




『晋助様お帰りなさい』

『……どうした?晋助』

『おい、てめぇ等…明後日銀髪の男が来たら八つ裂きにしろ。俺が許す』

『承知した』





以上、今のが一昨日の出来事だ。高杉が怒るのも当たり前だが、高杉なりに傷付いている。今まで自分は、遊びで付き合わされていたんだと思えば思うほど高杉は落ち込んでいった。








「ヘルプミー!!!!」

「心配ないっす。頭ぶち抜かれるだけっすよ!!」

「いやだぁ!!!」

「それに、お主晋助に何したぁあ!??」

「I don't know!!!!」




未だ銀時はまた子達に追われていた。此所で銀時は、また子達のしつこさを知ったのだった。あと、万斉の言葉に首を傾げていた。




俺、高杉に何かしたっけ??
いや!!そりゃ愛を分かち合う為にヤっちゃったりしてるけど高杉が気に触ることしてないけどなぁ…。うーん…。つうかさ、さっきから晋助、晋助って…。




「おめぇの晋助じゃねぇっつーの!!!いいから晋助の居場所教えやがれ!!」

「あぁ…なら、そこの角を曲がってさらに右を曲がってそしてさらに右に曲がった4つ目のドアですよ」

「「「……え??」」」




銀時は、目が点になり後ろを振り向くとまた子と万斉の横に知らない人が並んで銀時を追いかけていた。勿論、二人も目が点だ。




「武市先輩ぃぃぃ!!!ななな…何教えてんすかぁぁ!!」

「武市殿ぉぉぉ!!!」

「おや、言っちゃいけませんでしたか??」

「武市の馬鹿!!!つうか、何であんたが居るんすか?!」

「一応君の先輩。いやぁ、中が騒がしいなぁと」

「だからと、場所教えてはならぬぞー武市殿ぉぉ!!!」

「お前等も馬鹿だね」




あんだと?!とまた子が頭に角をはやして銀時に顔を向けると後ろを振り向きながら銀時はニヤニヤとムカつく顔をしていた。また子がムキーっと唸っている様を見て銀時は笑った。まるで、また子で遊んでいるみたいだ。いや…遊んでいる。





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