今一番アツイのがこれ！
オフロードバイクで未舗装の林道を走るわけだけど、とにかくいつも新鮮な気持ちで走れる。
山の中を通っている道だから、変化のある路面はもちろんのこと、季節ごとに変わる景色だって楽しめる。
紅葉の時期に林道デビューしたが、時折バイクを停めて燃えるような景色を堪能した。
彼方まで広がる山々と青く澄んだ空。山脈越えのルートでは眼下に広がる眺望に息を呑んだ。
その年の初雪は林道でだった。
平地ではやっと霜が降りるようになった頃だ。山では雪が積もり路面は氷雪路となっていた。
峠に近づくにつれ寒くなり、やがて粉雪が舞ってくる。
次第に勢いが増し、峠越えするまでには吹雪きに…
酷く寒かったが初めての体験だったため、興奮と感動で忘れられない良い思い出となった。
道幅はトラック一台分が普通だろう。もっと広い開発の進んだところもあるが、そうゆう道は近い内に舗装化だ。
路面は土が固く締まった道があれば、岩がごろごろした道だってある。
穴だらけだったり、落石がいたる所にある廃道状態の道などもある。
雨の後はデカく深い水溜りができる。下手に突っ込むと危険な箇所だ。想像できるだろう。
土砂崩れや路面崩壊で通行止め、なんてことはよくあることだ。道が道なだけに復旧もなかなか進まない。
下の写真は土砂崩れにより、道が完全に寸断されている様子だ。あらゆる所で起きる可能性がある。
アスファルトの道よりも非常に変化に富んでいるわけである。
これがバイクを操る楽しさになっていると思う。
時には秘境じみた景色も目にすることができる。簡単には辿り着くことのできないとっておきの場所だ。
登山と似ている。苦労した分の達成感。そして頂からのすばらしい眺め。
一般道ほどごちゃごちゃしていないのも、落ち着けていい。
林道脇でのキャンプは初めは躊躇するが、慣れればかなり楽しめるはず。
天気のいい夜は満天の星空の下、焚き火しながらの晩酌だ。
就寝中の物音は正直ビクッとなるが、いつも気のせいと思って寝ている。
尾根付近や開けた場所は強風に注意したい。場合によっては台風並の風が吹く。
簡単には進まないだろうと思う場所もあるが、林道の舗装化は時間の問題だ。
自然を身近に感じ路面の変化を存分に味わえる林道ツーリング。
あるうちに楽しまなくては。