ぶりーち
□Tell a lie
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隊長室で一人くつろいでいる乱菊に、開いた扉の外から話しかけた者がいた。
「アレで良かったん?乱菊。」
『アレ』とは、ギンが冬獅郎の恋を邪魔し、成就させたことを指す。
「ありがとね。」
振り向きもせずに答える乱菊。
「僕は乱菊が喜ぶことならなんでもするわァ。これからも遠慮せずに言ってや?」
乱菊は黙って微笑んだ。
少し寂しそうに。
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