ぶりーち

□Serious case
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「俺と付き合え」

「…は?」

何だこの大胆告白って言うか命令。

ここは確かにあたしの部屋だけれども、
あたしが藍染様に呼ばれて出て行った数分でこの目の前の男は、
勝手に部屋の鍵を開けてベッドで寝たということらしい。

つまり今、あたしが帰ってきたらそいつが居て。

いつの間にかあたしは視界が反転していて、見えるのはグリムジョーのこの憎たらしい顔と白い簡素な天井だけ。

(押し倒すなんて意外にベタだな、)

なんてどうでもいいことを考えているあたし。

そして、簡素すぎる命令の告白。
いや、まあこいつにはひそかに恋心とか抱いちゃったりしてたけど、何だコレ。

「何言ってるんですか、あんた。」

「だから、俺と付き合えって言ってんだ。」

「いや、ちょっと待って命令系?」

「当たり前だろーが、お前みたいなNo.10以下は俺の支配下なんだからよ。」

「そういう恋愛行事的なものってのも支配下とか入んの?」

「そうだ。」

「嘘つけ、そんな事藍染様言ってなかった。」

「うるせーな。」
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