ぶりーち

□Dearest wish
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虚夜宮の闇は、全てを飲み込む。

私とあの人との、絡み合う視線も───。






「ねえ、私を殺して。」


あなたは私の言葉を聞いても表情一つ変えない。


「何故だ。」

「破面には自由がないから。」


嘘をつくのも、時には仕方ないこと。

本当は、あなたの愛を確かめたいだけ。


「藍染様に申し訳ないだろう。」

「お願い、殺してくれるだけでいいの。」

「…」
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