過去拍手
□レッツおつかい!前編
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電話の前まで行き、それぞれの店の番号が書いてあるメモを探した。
「えっと、どこにやったかな?」
電話の近くにある棚や引き戸を開けたがそれらしきものは見あたらなかった。
「あれ、確か前はここにあったはずなんだけど」
といって自分のエプロンのポケットに手を突っ込んだ。
「って、これそうじゃん!!」
ポケットに入れた手に握られていたのは今しがた探していたメモだった。
「自分のポケットに入れたままだったのか、ってかさっきから独り言多いな。」
電話の受話器を手に取りボタンを押す。