Dグレ
□始まりは‥
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気がつけばその姿をおっていた、
いつからだろう、
家族としてでなく
女として見るように
なっていたのは ‥ 、
‥ッキー
‥‥ティッキー
「もーティッキーってばー!!」
「へ?! あ、なに?ι」
隣の少女に呼ばれ自分が今
なにをしてるかを思い出す、
主である千年公に呼ばれ
仕事の話をしながらお茶をしていたのだ、
「なにってこっちの台詞なんだけどぉー‥さっきから何回も呼んでんのに無視して何考えてんだよ〜」
ムスっとして言うロードの様子を見ると結構な間ぼんやりしていたらしい、
「別に‥」
ポチャン、ポチャン‥、
いつものように
紅茶に大量の砂糖を入れる
千年公が目に入った
「いや、砂糖がさ‥」
「千年公?千年公の甘党はいつものことじゃん、変なティッキー、」
変なやつ呼ばわりされたが
言い返す気にもなれず、そのままに
今まで無意識だったので気付かなかったが
俺が見てたのはその隣、
「色」のノア ルル=ベルだ
彼女は千年公の隣で
静かに紅茶を飲んでいた
(…俺、今、あいつを見てたよな?)
彼女とはあまり言葉を交わしたことはないがたまに顏を合わせることはあった、
話がしたいと、もっと知りたい、知ってほしい、とそう思うようになっていた
「では、これでお話はお仕舞いデスV 皆さんよろしくお願いしますヨV」
「千年公〜遊ぼ〜♪」
「はイはイVなにしましょうカ?V」
千年公はロードにくっつかれて
テーブルを後にする、
「よ、今から暇?」
俺は席を立ち部屋に戻ろうとしている彼女を引き留めた
「…なにか用ですか、」
顏をあげた彼女と目があって
不覚にもドキリとした
「用っつーか…、俺らあんまり話したことなかったっしょ?だからたまにはそうゆうのもいいかな〜って思って」
得意の紳士スマイルを見せ
反応を見る、
「ティキぽんには気をつけた方がいいと主に言われてます、失礼します」
「待って待って!とりあえずそのティキぽんってのは止めてくんない?;」
立ち去ろうとする相手の前に立ち
色々言いたいことはあるがとりあえずそのおかしな呼び方を指摘した
「違うのですか?主がいつもこう言っていましたので…」