草創史序説

□第肆章
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第肆章

果てしなき闇に汝は向かう

孤独の生を 孤独に生きる汝が為に 汝が友が
手を差し伸べて
救い出そうと 足掻こうが

汝が闇から出ないのならば我らに成すべきすべは無し

汝が友は 我が其と共に
汝が為に 動きしが
汝は闇へ 隠れ去り
全ての事から 逃げにけり

汝の弱さに 我は哀れみ
友の優しさ 我は讃えし
我は汝を 蔑み続け

有りも無し気持ち
友の為 また其の為に
真を隠して 笑うなり



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