BL小説

□消エテイク
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自らの足元には、すでに見慣れている筈の朱色。


だがしかし、その朱色を辿っていくとそこには…





愛する水浅葱の、屍。





今まで、たくさんの屍を見てきた。

それも飽きるくらいに。


死を憐れむ感情など、とうに失したはずだった。






――――…はずだった。







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