Another World
□2 戦場、空中スタジアム
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突如、空中スタジアムを襲ってきた敵。
4人は必死にそれらと戦っていた。
「食らえ!」
マリオが目の前の敵を殴り飛ばす。
「ねーマリオー」
「何だ?」
マリオとカービィはお互い背中を合わせ、死角を無くす。
マリオは答えながらも攻撃の手を休めない。
「これって大乱闘のシステムは働いてるのかなぁ?」
「そうだな……攻撃は受けてないからわからな……ぐぁっ!」
マリオの悲鳴が聞こえる。
「マリオ!」
前方、左右を見るが敵はいない。
では、どこから?
「上?」
頭上を見ると雲状の背中に電池を着けた奇怪な生物がいた。
見れば電気を貯めている。
「ヤバ……」
カービィが逃げようとする。
しかし、敵は内側から爆発した。
「え?」
「油断禁物ですよ?」
ゼルダの魔法攻撃、『ディンの炎』が当たったようだ。
「悪いな……」
マリオがむっくりと立ち上がる。
「……カービィ、さっきの質問だが、大乱闘のシステムは切られているみたいだ。頭がクラクラするぜ……」
しかめっ面でカービィにそう告げた。
「そっか……」