銀魂long
□廻る、廻る。
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〜土方side〜
「…ったく」
一体何しに行くんだ。
まさかまたアイツの所に…。
「……」
悩んでいた所に山崎が通った。
ちょうどいい。
「あ、副長。どうしたんです?仕事、しないんですか?」
「オイ山崎。ちょっと付き合え」
「えええええ!?」
「どこ行くんですか。副長」
「決まってんだろ」
「?……あ。沖田隊長のこと心配してんですか?
大丈夫ですよ。沖田隊長なら万事屋の旦那と…」
「アイツだから大丈夫じゃねーんだよ!!」
俺には行き先も言わなかったくせに、山崎には言っているのもムカついたが、今は総悟がアイツの所に行ったという事の方が許せない。
「副長、嫉妬ですか、旦那に」
ニヤリ、と何とも憎たらしい笑みを作りながら、山崎は俺に問いかけてきた。
殴ってやりたい。
だが山崎なんかを構ってる余裕はない。
「悪りぃか」