バトテニBL小説

□暗闇への恐怖
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18時…。つまり最初の放送時間から4時間経過し、今は22時。
死亡者が発表されたと同時に危険エリアも発表されていた。

「…ここは安全だよね?桜乃」

「…うん、大丈夫」

地図を片手に懐中電灯の光を当て、地図と照らし合わせる。
震える手で書き込んだ危険エリアの場所に3人は深く溜め息をつく。
堀尾、勝郎の死に桜乃、朋香の二人はすっかり震え上がってしまっていた。
やっと精神的に落ち着きを取り戻し、三人は移動を開始したのだ。

「もう、嫌…。帰りたいよ…。帰してよっ!!」

落ち着いたといってもほんの少しで、朋香はかなり動揺している。
ちょっと動いては座り込み、泣き叫んでいた。
その度に二人は優しく声をかけるのだ。

「小坂田さん!大丈夫です!きっと大丈夫ですから!」

「朋ちゃん、大丈夫だから、ね!」

二人に勇気付けられながらも、やはり朋香は精神的にも体力的にもまいっていたようで全然動こうとしない。
二人は戸惑いながらも朋香が動くまで見守ることにした。









「裕太君は生きたいんですか?それとも死にたいんですか?」

「………………え?」
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