(゚、゚リューグの脳内思考回路゚、゚)

□4000キリリク★覗き見大作戦
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○月×日△曜日 ―帝都東京銀座4丁目 大帝國劇場にて―

とある1人の男が、常々より思い描いていた計画を実行に移さんとしていた。それは、彼が持つ特異な能力?を駆使して?行われる大胆かつ繊細な計画。その名も
『花組覗き見大作戦!』である。(まんまじゃん!)
しかし、この作戦には、その時(好機)を待つ忍耐力、その機を逃さない行動力、そして何よりも必要とされるのは、数々の恐怖も凌駕する勇気である。この作戦をランク付けするのであれば、間違いなくA級任務だろう。事と相手次第によってはS級かもしれないが…。
そんなこんなで「彼」こと、大神一郎はこの日の為に仕事(雑務)の合間に各隊員の緻密なスケジュールを調べ上げていた。(それこそ、分刻みで)
何とも馬鹿げた話しだが、やってる本人は至って大真面目である。それ故に始末に終えない訳なんだが…。
と、そんな余談を挟んでいる間に当人は計画遂行の為、密やかに 作戦区域に足を運んでいた。そして、物の数分もなく辿り着いたのは、地下施設に設けられた大浴場―を通過。その奥のプールにまで足進めて行った。
そこで大神は、確認の為に懐から一枚の紙切れを取り出す。そこには、花組全員の本日のスケジュールと、今まで調査(雑務、その他の合間に)しておいた行動時間を照らし合わせ、正確な時間を割り出していた。と、そこに、こちらに向かって来る足音が聞こえて来た。それも複数だ。大神は慌てる事無く入口や脱衣所からは見えない死角へと体を滑り込ませた。ついでに気配を消す事も滞りなく行いながら。
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