beatmania UDX
□【決意の証】
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識が不意に立ち止まり、後ろを向く。
どうしたのか、とセムが問いかければ、見慣れた奴を見かけたのだと返される。
ROOTS26に服を買いに行って。
サイズが無く、しぶしぶセムに別途料金でオーダーして。
そのままの流れで、互いに酒を飲むことになって。
その途中。
「誰が居たんだ?」
「……士朗。」
日本刀を持って鬼気迫った顔をしていた。
そう識が言えば、セムも不可解そうに眉を寄せる。
だが、それだけで。
そのまま、二人とも居酒屋へ向かった。
けれど。
いま、彼らはその行動を後悔していた。
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