Poem
□苛々
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嗚呼
苛々する
僕は君に触れたいだけなのに
優しく
そっと
君は僕から逃げ回る
怯えて
無様に
あぁ
イライラ
イライラ
そっと君に触れたいだけなのに
何故だか体が勝手に動く
優しくしたいと思うのに
君を虐めてしまうんだ
そっと差し伸べた筈の僕の手は
君の頬を渾身の力でひっぱたく
頭を撫でようとした手の平は
君の髪の毛を引きちぎり
近付こうと一歩踏み出せば
足の下に君がいる
君は
泣き
叫び
喚き
抗って
最後には許しを乞うてくる
謝られても困るよ
だって
これは体の独断なのだから
あ
嗚呼
本当に
苛々する
代わり映えの無い日々
泣いて
殴って
喚いて
蹴って
怯えて
苛ついて
変わった事なんて
次第に
どんどん
僕が壊して
君が壊れて
あぁ
もうあああ良いや
君を
完全に
壊してしまおう
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