Poem
□我
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皆と一緒が良い
皆はどうするの？
皆やってるの？
皆行くの？
皆見るの？
皆聞くの？
じゃあ私もそうしよう！
いつでもどこでも
皆 皆 皆
同じような顔をして
同じような服を着て
同じような髪型で
一体貴方は
誰なのだろうね
皆と同じが当たり前
皆と同じが普通
皆と違うのは変
そう言って
アイツは地味だ
アイツは派手だ
アイツは変だ
と笑う貴方は
とても憐れに見えてくる
髪を染めて
皆と同じ髪型にして
制服のスカートを短くして
流行りの服を着て
それだけで可愛くなれると言うのなら
誰も苦労はしないだろう
私は
私
同じ顔で笑う人形のようにはなりたくない
一言でくくられるようにはなりたくない
十人一色なんて 嫌だ
不安？
怖い？
その 余りにも不安定で
余りにも脆い渦に抱かれ
己の眼を濁らせる事よりも
何が怖いと言うのだろう
何の音もしない
静まり返った夜の中
あぁ
私は 私でありたい
遥か彼方
数多の星に囲まれ
ただ一つ
美しく光る月を仰いで
私はそう思うのだ
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