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□escape
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タワーを脱出できたのは残り時間一分を切ったときだった。
外の光を浴びたときは安心感で思わずじんとしてしまって目頭が熱くなったのは誰にも言えない
escape
「ゴン。ありがとう」
ゴンのアイディアがなかったら全員ゴールすることはできなかった。
私は心からゴンに感謝していた。
極限状態で少し弱っていたのもあるかもしれないけど。
「みんな無事にゴールできてよかったよね」
ゴンは微笑みながらそう言うと私に手を差し出した
「お互い合格できるように次も頑張ろうね!」
私は差し出された手を握った
「うん。本当にありがとう」
先程から感じていたヒソカの視線がいよいよ痛くなってきて、私は足早にゴン達から離れた
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