□tower
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中は薄暗く埃っぽくて空気が淀んでいた

何かトラップがあるかもしれないと思い警戒していたが、何も無かったかわりに貼り紙と、台の上に腕時計のようなタイマーが六つ置かれている


多数決の道。
今から6人で下へと目指すさなくてはならないということらしい。


知らない人との団体行動…考えただけで気分が悪くなった

あと5人集まるまで待たなければならない。
というか6人揃わない可能性もある


考えていたら面倒くさくなってきたので、集まるまで少し休んでいようと思い目を閉じる



眠りに落ちる寸前、日の光が一瞬差し込んで同時に4人が一斉に降りてきた


私は交流するのも面倒だったのでもう一人くるまでは寝たふりをしてやり過ごすことにした



「4人一緒だったとはね!」

「全く、短い別れだったな」


どうやら4人は知り合い同士らしい。

私はヒソカのように他の受験者のチェックなんてしていなかったので全くの初対面だ


試験に子供がいるのも今知ったくらいだ。




やがて雑談を終えると、話題は私の話になった。



「なぁ、そこで寝てる女っていっつもヒソカと一緒にいるやつだよな?
やばくねーか?」


ああ、やっぱりそういう風な見られ方なんだなーと思っていると、天井が音を立てて開いた。



やっと6人目が来た。

私が薄く目を開けた途端に室内が騒めきたった。


6人目はトンパだった



復讐の時が来た?


*つづく*

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